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Coconuts チュートリアル |
Coconutsチュートリアル
このページでは、初めてCoconutsを使う方を対象に環境設定から実際にCoconutsを使ったサンプルアプリケーションを構築します。
--目次--
■Step 0 -環境作成-
■Step 1 -Hello Coconuts-
■Step 2 -ログ拡張機能を使う-
■Step 3 -QueueInterfaceを使ったキューの登録-
■Step 4 -キューの設定をXMLに置き換える-
■Step 5 -カードのデータを表示する-
■Step 2 -ログ拡張機能を使う-
Step1ではSystem.outを使ってコンソール出力しました。
Step2ではJakarta-commons-loggingを使って表示してみましょう。
CoconutsではJakarta-commons-logging用にロギング拡張機能があります。
ロギング拡張機能は"jp.co.vest.vosp.coconuts.ext.logging"パッケージにあります。
実際に使用するのは"LoggingActionImpl"と"LogMessageCreator"です。
"LogMessageCreator"は受け取ったイベントを出力メッセージにするためのインタフェースです。
このインタフェースを実装して、ログ出力メッセージを作ります。
"LoggingActionImpl"はJakarta-commons-logging用のActionクラスになります。
このクラスではログレベルの設定と"LogMessageCreator"インスタンスを設定します。
まずは"LogMessageCreator"を実装したクラスを作ります。
Eclipseのメニューで"ファイル">"新規">"クラス"を選択してください。
インタフェースに"jp.co.vest.vosp.coconuts.ext.logging.LogMessageCreator"を追加してください。
クラス名は"HelloLogMessageCreator"とします
このようなクラスが出来上がります
4行目の"createLogMesssage"はイベントが来た場合のログ出力メッセージを実装します。
今回は「return "Hello " + arg1;」としましょう。
8行目の"createErrorLogMessage"はエラーイベントが来た場合のログ出力メッセージを実装します。
今回は使わないのでそのままで大丈夫です。
このようになります。
次に"LoggingActionImpl"の設定です。
Step1で作ったHelloMain.javaに書いていきます。
"LoggingActionImpl"では、"setLogLevel"でイベントが来た場合のログレベルを指定します。
今回はINFOレベルで出力するため"info"とします。
"setErrorLogLevel"でエラーイベントが来た場合のログレベルを指定します。
今回は使わないので指定しなくて大丈夫です。
ちなみに各ログレベルと"LoggingActionImpl"で指定する文字列はこのような対応関係になっています。
TRACEレベル | "trace" |
DEBUGレベル | "debug" |
INFOレベル | "info" |
WARNレベル | "warn" |
ERRORレベル | "error" |
FATALレベル | "fatal" |
"setMessageCreator"で"LogMessageCreator"インスタンスを設定します。
先ほど作りました"HelloLogMessageCreator"インスタンスを設定しましょう。
あとは先ほどと同じようにCoconutsに"LoggingActionImpl"をActionとして登録します。
このようになります。
では実際に起動してみましょう。
Eclipseの"パッケージ・エクスプローラ"の"HelloMain.java"を右クリックして"実行">"Java アプリケーション"とします。
先ほどの"Hello Coconuts"の後に"- Hello Coconuts"と出ているはずです。
あとはlog4jを使うのであればlog4j.jarとlog4j.xmlを指定すれば
「2006-05-30 20:43:22,828 INFO LoggingActionImpl - Hello Coconuts」
のようなログ出力が可能になります。
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