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Coconuts チュートリアル

Coconutsチュートリアル

このページでは、初めてCoconutsを使う方を対象に環境設定から実際にCoconutsを使ったサンプルアプリケーションを構築します。

--目次--
■Step 0 -環境作成-
■Step 1 -Hello Coconuts-
■Step 2 -ログ拡張機能を使う-
■Step 3 -QueueInterfaceを使ったキューの登録-
■Step 4 -キューの設定をXMLに置き換える-
■Step 5 -カードのデータを表示する-

■Step 5 -カードのデータを表示する-


CoconutsはRFIDシステム開発をターゲットとしています。
せっかくですのでRFID用の拡張機能を使ってみましょう。
CoconutsにはRFID用の拡張としてFelicaカードIDmの読取ができます。
今回はFelicaカードからカードのIDmを表示してみます。

まずはmainクラスを作りましょう。
Eclipseのメニューで"ファイル">"新規">"クラス"を選択してください。
"public static void main(String[] args)"にチェックしてください。
クラス名は"FelicaMain"とします。
mainメソッドには「Coconuts.getInstance();」とだけ記述してください。
このようになります。


次に"coconuts.cfg"の設定です。
今回は、FelicaカードのIDmとPMmをコンソールに表示しますので、「Coconuts設定」「Felica拡張」を使います。また、HelloAction用のXMLを記述します。

HelloActionのXML記述方法はStep4で行いました。
このようになります。


次に「Felica拡張」のXML記述です。
「Felica拡張」は拡張キューですのでStep4の「Queueテンプレート」と同じように使います。
まずはFelica拡張テンプレート部分のコメントを外してください。
そして、キュー名を"felicaQueue"、エラーキューは"<null/>"、Actionは"helloAction"を定義してください。
このようになります

※"><value>USB0</value></entry>"は"key="で接続先ポートを指定し、"<value>"でリーダ名を指定します。
"USB0"以外のポートにつなげる場合は"Felica拡張"の"USB0"を書き換えてください
 また、複数ポートにつなげる場合は"Felica拡張"の"<entry key="USB0"><value>USB0</value></entry>"を追加してください

最後にCoconutsの設定です。
今回使用するのはFelica拡張だけなのでこのようになります。


これでXMLの設定は終了です。
確認のため使用する箇所のみのXML設定ファイル(coconuts.cfg)を記述します。


では実際にPaSoRiをつなげてFelicaMainを実行してください
「- Loading XML bean definitions from class path resource [coconuts.cfg]」が表示されていれば準備完了です。

Felicaカードをかざしてください。
このような出力があるはずです
「Hello FelicaData:Time=Fri Jun 09 14:51:37 JST 2006,IDm=010103108b05c40e,Reader=USB0」
"Time="の後には読み取った時刻が表示されます。
"IDm="の後にはカードのIDmが表示されます。
"Reader="の後にはリーダ名が表示されます。
※強制終了により終了した場合は、タスクマネージャから"felica_reader.e"を停止してください。



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